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2700億 vs 小さなラボ

ノーベル賞脳科学者ヒューベルが提言しているように、ラボヘッドの目がすみずみまで行き渡る、
小さなラボを推奨すべきです。
それによって、研究者はアイデアを出すことに専念できるし、
費用対効果の「燃費」も良くなって、納税者にとって利益となります。

現実には、大きなプロジェクトから出る全ての論文にプロジェクトリーダーの名前が載るという
悪事が横行しています。
日本でも、2700億円の研究費がばら撒かれつつあり、上の意味で額が大きすぎる上、いずれも既に他に
「多額の競争的研究助成金をもらっている人が多数であり、さらに手厚く助成金を与える結果」になる
という問題点が指摘されています。

審査の質疑応答がたったの10分間だったこともあり、具体的な研究プロジェクトに対しての批判もあります。
例えば、無線通信の研究に対して批判やその反論があります。他にも
「2ch 2700億 代表者名」
で検索すると、いくらでも悪口が出てきますが、個別のプロジェクトの是非はここでは問わないこととします。

大事なことは、研究分野が特殊である場合を除き、
ラボが大きくなりすぎないようにする仕組みが必要ということです。
例えば1つのラボで10億円以上というのは、それだけで額が大きすぎます。
小さなラボになるよう予算規模を限定すれば、限られた予算のパイの中で、
より多くのラボヘッドがチャンスを与えられることになり、若手育成にもつながります。
現在ある、有名な大御所のラボは、確かに成果が出ていますが、
費用対効果で考えると、燃費が悪いラボも多いです。
このようなところに、さらにばら撒いて、人海戦術で欧米のラボと対抗するのは、
人が育たないし、もうやめたほうが良いと思われます。

プロジェクトリーダーとしても、本人の手柄の他にも、部下のポスドクの雇用継続のため、
間接経費が欲しい大学や企業に背中を押されたなど、
応募しなければならなかった理由は容易に想像が付きます。
しかしながら、プロジェクトリーダーは全ての責任を負うわけだから、言い訳すべきではありません。
90億ものお金は多すぎるのでおかしいと思ったら、どれだけ背中を押されても応募すべきではなかったと思うし、
逆に、部分的に返金して、政府のやりかたを批判することで注目されるぐらいの方が得ではないでしょうか?
今、日本に不足していて必要とされているのは、陳情・予算ぶんどりだけが上手なリーダーではなく、
分野全体を見渡して、フェアなコメントができるリーダーではないでしょうか。

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テーマ : 教育政策
ジャンル : 政治・経済

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47連敗

Author:47連敗
海外も視野に入れてポスドクまたは助教の職を探していたピペドだったが、最近特任助教となった。

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