スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

教授の給料の「決め方」(独り言シリーズ)

ここでは、高みに立って、大学教授の給与をどう決めるべきかについて考察してみます。

大学教授の教育と研究に対する貢献は別々に考えるべきですし、
海外でも、教育義務の少ないテニュアトラック教員の給与は少ないように、
大学から出る給与はほぼ教育に対する対価だと考えて良いと思われます。
任期付きだから、給与を高くして欲しい、という気持ちはわかりますが、納税者は納得しません。
民間の製薬会社の研究員ならともかく、実用化に遠い、あるいは実用化される確率が低い
アカデミアの研究に対しては、高い給与が支払われないのはしょうがないと言えます。

アメリカのわかりやすいところは、夏休みの3ヶ月間の給料は原則支払われませんが、
夏休みに講義を担当して、教育の対価として小遣い稼ぎもできる一方、
研究費を獲得すれば、研究に専念することもできることです。
逆に言うと、研究費から人件費を出すことで、教育義務を免れることができると言えます。

逆に、日本のわかりにくいところは、講義や委員会で忙しい教員にも
研究費を回して、結果的に、費用対効果の燃費が悪くなっているところです。
研究費を出す納税者の側からすると、研究に専念してくれないと困ります。
納税者の金で研究者の時間を「買う」仕組みが必要だと思います。

以上のように考えると、一律の給与というのはおかしいことがわかります。
担当講義が多ければ、給与も多いべきだし、
自由な研究時間が欲しい教員は、給与を減らす、あるいは、大学からではなく、
競争資金である外部からの研究費で給与を支払わせるべきではないでしょうか。

最後に、一コマ当たりの給与をどう決めるのか、あるいは、
同じ給与に対して週何コマの講義を担当させるべきか、という問題については、
海外の大学との兼ね合いで決めたら良いと思います。
海外との差が大きくなれば、優秀な教員は海外に逃亡しますので、自然に基準が決まります。
市場価格で決まるプロ野球選手の給料が高いという批判もありますが、
あれはバランスシートを公開していない球団が批判されるべきであり、
教授の給料も「市場価格」として決まるべきです。

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ : 教育政策
ジャンル : 政治・経済

大学の説明責任

大学の運営には国民の税金が使われており、使い道を説明する必要があります。
問題なのは、教育と研究のうち、研究をどう評価して良いのかがわかりにくいことです。

「研究と教育をある程度二分化していく必要がある」という意見はもっともです。
すなわち、教育に関しては、受益者である学生の学費をベースとするのが自然ですし、
研究費は外部の競争的資金をベースにすれば、獲得のための審査プロセスで、
研究の重要性について、審査員に対して説明をする必要が生じます。

アメリカでは講義が行われる9ヶ月分の給料しか支払われず、
残り3ヶ月分は研究グラントを自分で獲得して補填する形の所も多いです。
良い研究を継続して行わないと、外部から研究費が獲得できず、給料ももらえなくなります。
研究がメインとなる研究所などでは、グラントから100%給与を出すので、
グラントが切れたらクビというところもあります。
さらに、講義が不人気で、学生数が定員を割って開講できなかった場合には、
昇進のペナルティーや減給になるなど、教育においてもしっかりと「外部評価」する仕組みができています。
このように、アメリカでは「外部の評価」を巧みに利用することで、安上がりでオープンに評価をして、
すべての責任はラボヘッドが担うという、責任の所在が極めて明確な形になっています。

人気ブログランキングへ

テーマ : 研究生活(博士)
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

47連敗

Author:47連敗
海外も視野に入れてポスドクまたは助教の職を探していたピペドだったが、最近特任助教となった。

人気ブログランキングへ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。